過去問で鍛える地頭力 外資系コンサルの面接試験問題
「過去問で鍛える地頭力 外資系コンサルの面接試験問題」のレビュー・感想

【論点の構造化が理解できる良書】
外資コンサルの過去問は、結局論点の構造化ができるかどうかを試している。
会議に出ていると、企画アイデアや問題の原因など思いつきで話す人も多いが、これは居酒屋で四方山話をしているのと同じレベル。思いつきなので、それが本当に重要で成功可能性が高いのか判断しようがない。
外資コンサルの過去問は、
1、その論点が何個中何番目に重要か(全体が見えていて判断しているのか?)
2、因果関係の強さを論理で説明できるか(因果関係を腹に落としているか?)
を試している。
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【確かに「面接試験問題集」ではあるが】
多少意地悪な言い方だが、これは「筆者出身のファームではこの程度の問題が出て、この程度の回答でも選考は通るのね」というのが分かる本だ。
この本を読んでも「地頭力」は鍛えられないだろうし、面接で苦労している志望者にとって有用なスキルが得られることもないだろう。
本書では、問題の類型化やそれに対する回答のパターン化は行われておらず、問題と模範というにはあまりに残念な回答(売上を「数量」「価格」「客単価」に分解するとMECE?!)が列挙されているだけだからだ。
ケースの模範回...

【これって本当に「サイエンス」脳?】
ジャンボの重量を問う問題が掲載されていて、まことしやかに概算して見せていた。けれど「質量」ならともかくジャンボの「重量」は、例えば飛行状態にあればマイナスの場合もあるし、着陸直前の空中で踏ん張っている?状態なら質量の何倍かになること、よもや知らぬ訳でもあるまい。本当に外資系コンサルって、こんなレベルの面接試験するんだろうか?

【良問と、コンサルタントによる実際の回答がすばらしい。考えていて楽しく、読後に頭が良くなった気がする本。】
実際に外資系コンサル面接試験に出された問題が厳選されて記載されている。
そして、その手本の回答がまたすばらしい。
全体的な推論、積み上げ式の論理展開、ロジックツリーあり、ミッシーあり。
「ロンドンオリンピックで日本のメダルを増やすにはどうすれば良いか」
という問題が特に気に入った。論理的な回答をするのは、なかなか難しいことがよくわかる。
良問20問を解き、模範解答を読めば、ちょっとコンサルタントになったような
気分になれます。
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